何のブログか分からない当ブログですが、恐らくこのアクアリウムカテゴリが一番伸びるのではないかと。その内しっかり整備して見やすいようにするつもりですので、ご了承下さい。

7月からの異常な暑さに、ようやく暦が追い付いてきました。用事があり滋賀に行ってきたので、憧れの淡水魚”たなご”を釣りに行ってまいりました。たなご釣行は4回目。たなご釣りは釣りよりポイント探しが肝心です。亀岡、高槻×2とうろうろしましたが、一人ではなく嫁や友人と同行。じっくりポイント探しをさせてくれず、その内飽きてしまいますwまあ付いてきてくれるだけ感謝ですね。今回は一人ということで、用事はそうそうに切り上げて万全の体制で挑みます。

その前にたなご釣り(取り)の注意点!

  • 取り過ぎない!
  • 田んぼなどを荒らさない
  • ブログなどに書くときはポイントをわからないように!
  • 釣った(取った)魚を他の河川に返さない

たなごを含め、日本の淡水魚はどんどん減っています。一般的にははブラックバスなどの外来魚が原因とされています。しかしそれに加えて過度な河川整備、乱獲、農薬など様々な要因により減少しています。僕は、「こんな綺麗な魚が日本にもいるんだぜ!」というのを知ってもらい、この美しい魚たちの保護に、少しでも関心をもってもらえたら良いなと思っております。

乱獲の目的は販売です。ホームセンターで気軽に購入できてしまいますが、その魚たちは業者がどこかの小川で採集されたものでしょう。もちろん、採集業者すべてが、その環境も考えず乱獲している事は無いと思います。しかし小さな小さな川や池の生態系は、いとも簡単に崩れてしまいます。熱帯魚と違い東京のど真ん中に住んでいても1時間車で走れば、釣れるポイントはあるはずです。飼育も釣りも趣味にしてしまいましょう!

田んぼは農家の方の財産です。もし人がおられたら、ここで釣りしていいですか?と一声かけましょう!もしかしたら、より良いポイントを教えてくれるかもしれません。ゴミを捨てないのは大前提ですが、田んぼのふち(畦あぜ)が崩れてしまうと大迷惑です。
ネットで採取地を探す乱獲業者もいます。 携帯カメラでとる時はGPSをOFFにしましょう!そして詳しい場所が特定できるような事は書かないようにしましょう!

陸封型の水中生物は、その水系ごとに異なった遺伝子を持っています。生息地と違うところに魚を返すと生殖能力を失った個体が生まれたり、既存種が減少したりと思わぬ被害が生まれます。注意しましょう。

注意が長くなりました。。他にもあればどしどし教えて下さい。僕も初心者ですので。それでは楽しんでいきましょう!
Tanago Fishing

最初に発見したポイント。まだ実際にたなごを自然界で目撃した事の無い初心者ですので、とりあえず糸を垂らします。右にブレブレのネタバレがいるのは気づかないふりして下さい。事前調査(Web徘徊)の結果、たなご生息地としての適正条件は以下の3点。

  1. 用水路
  2. 田んぼの近く
  3. 溜まり場

3点を分析していきます。

①用水路というか小川でもいいと思いますが、あまり大きな川だと、竿が1mほどのタナゴ釣りが出来ません。大きな川や用水路だと天敵も増えると思われます。(ブラックバス・なまず・雷魚など)大きな川の溜りでは釣りできるのでしょうが、タナゴ釣りっぽくないので今回は外しますw

②田んぼは、微生物の宝庫です。冬に田んぼの土を少々拝借して、水槽に水を張って入れとくと、様々な微生物が湧いてきます。その微生物が田んぼからわらわら流れ出てくるので、田んぼの近くがいいのでしょう。

③溜まり場というのは、あまり流れがないということです。たなごは体高があるので、あまり流れに強うそうではありません。鮎とかと比べると全然形が違います。 以上の3点を抑えて最初のポイントに到達しました。用水路が上から流れこみ、先で水が止めてあり、たまっている所です。釣り開始!わくわく!早速HIT!!

Tanago Fishing
人違いです。しかも合わせ下手くそか。この魚の正式名称なんなんでしょう?w地元の川もこの魚だらけになってしまいました。僕の中では、『川魚』と呼んでいます。ちょっとぐぐったらタモロコかなと思います。

参考:モツゴとモロコの見分け方

ホンモロコは高級食材みたいです。いやはや日本の淡水魚も奥が深い。全然分かりません。詳しい方教えてください。

この後30分ぐらい粘りますが、タモロコしか釣れません。可愛いけどね。上から覗き込むかぎり、30センチぐらいある大きな魚(おそらくウグイ?)がおり、釣りたかったが釣れず。他にももう一種たなごらしき魚影もあったのですが、タモロコの執拗なまでのアタックにより釣れません。。よって移動。ブルーギルが居なくて安心です。

Tanago Fishing 高槻や亀岡をうろうろした時も絶望しましたが、ほとんどコンクリ3面バリですね。そりゃ魚おらんくなるわ。3面バリだと、たなごが産卵に使う二枚貝が育たないのでスルーしていたのですが、諦めて川に浸かってみると溜り場があったので釣り開始!この写真撮ってる後ろ側に溜まり場があります。

とまあ開始早々たなごが釣れて、テンション上がりまくって写真がありませんw初じめてのたなごがいる所でのタナゴ釣りですが、合わせが激的に難しい!単純に釣りとしてのタナゴ釣りも面白いですね。釣れたのは最初の1匹だけ。あとはタモロコばかり。でも泳ぎ方が違う2種が居たのでまだ他にもたなごがいるはず。そこで登場魚キラー!!こいつは価格の割に優秀です。練り餌を放り込んで、後は釣りに専念します。こいつ取れすぎるので、河川によっては禁止されています。漁になってしまいますので、河川でする場合は、その川の漁業組合か地方自治体に使用可能か確認しましょう。実は希少種がいる川だと、すんなり逮捕です。またあんまり放置すると、亀がかかって窒息死したり、魚もストレスで死んでしまいます。程よく楽しみましょう。

Tanago Fishing

30分後。なんか浮きが見えない。なぜだ。なんか薄暗い? Tanago Fishing

夕立さんですね。もう今にも降って来そうです。1時間前にも一雨来たのですが、今度は本気っぽいので引き上げます。そして魚キラーを引き上げると、そこには10匹ほどのたなごが!釣りしてたのがアホらしくなりますw

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帰って、水槽に入れる時の写真です。美しいですね。この手相はマスカケといってすごいらしいですが、関係ありませんw今まで熱帯魚大好き!でしたが、ふとした出会いで知ったたなごという日本の淡水魚。取った10数匹。ちょっと多いので今度リベンジがてら返しに行きます。 この背中にかけての深い青ちうか紫ちうか。いやー魚キラー最凶ですw今は40センチ規格水槽に入れてますが、勉強して種類ごとに繁殖するつもりです。これなにタナゴですか?w

今までアクアリウム関係の記事をあげていませんが、かれこれ10年来の僕の趣味です。たなご釣りは初心者ですが、飼育は中級ぐらいですので、安心して下さいwたなごは春産卵と秋産卵がの2タイプいるそうです。産卵期の色彩が楽しみです。またじっくり飼い込み方なども説明したいと思います。

今回活躍した釣具?と漁具ですw