黒鉄ボブスレー土屋雄民作 漫画新連載レビュー 週間BCスピリッツ

これは面白い。土屋雄民氏は27歳で今作が初連載。最初の1ページがリアルすぎて怪しいかったので、引き込まれるように読んでしまった。どうせ新連載は読むんですが。調べると実際にある下町ボブスレープロジェクトを土台とした漫画のようです。ボブスレーといえばジャマイカ人がオリンピックを目指すクールランニングですよね。まだ自分は若者だと思ってますが、ほんとの若者は知らないんだろうな〜w

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「下町ボブスレー」今作の背景

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黒鉄(クロガネ)ボブスレーは、下町ボブスレープロジェクトを元に制作された話です。下町ボブスレー、大田区産業振興協会が日本製のボブスレーは無く、日本の選手が中古を使用しているという話を聞きつけて、大田ブランド登録企業に声をかけて始まったプロジェクトです。2011年12月から活動しているみたいです。作者の土屋氏は下町ボブスレープロジェクトに参加している株式会社マテリアルで、勤務していたこともあるそうです取材の為にアルバイトのような事をしておられたようです。

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ボブスレーは氷上のF1とも呼ばれているらしく、フェラーリ(イタリヤ)やBMW(ドイツ)も自国のチームにボブスレーを供給しており、F1に似た開発競争が行われている競技のようです。上の写真は1910年頃のもので、こう見ると進化が伺えます。現在もソチオリンピックに向けて活動中。公式サイトではその経緯なども詳しく説明されております。オリンピックが楽しみになりました。2018年は冬季オリンピックが韓国で行われますので、実際に見に行くことも気軽に出来そうです!

黒鉄ボブスレーは、その経緯を漫画化したもの。絵もよさ気で、機会や工具のディティールもしっかりしているのでなかなか楽しみです。あとNHKでドラマ化も決定しいるそうですよ。

参考ニュース 下町ボブスレー 漫画で応援

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黒鉄ボブスレーレビュー

レビューと言ってもまだ1話。さくっとあらすじ紹介します。上の写真は作者の土屋さんがTweetしておられたのをお借りしてます。

登場人物

黒井精機の社長の息子、テツ(鉄郎)。納期は守り不良は出さないが、サボって野球に行くよう青年。そして同じく黒井精機の営業、白河。この二人は幼なじみ。おそらく20代後半じゃないかなと思います。そして、テツの後輩で現場のアカネ。元気な女の子でテツにものが言えるのはこの子だけ。そして社長の黒井銀蔵。

あらすじ

仕事をすっぽかして、野球に行くテツ。テツの抜けだしている間に、客先からの急な納期短縮の依頼が白河にあり、アカネが迎えに行くことに。急な依頼に残業をしていると、利益の3割を占める大手の鳴神自動車更に追加発注が。営業の白河も手伝いどうにか徹夜で納品するが客先はそっけない対応。そして翌日、鳴神から急に取引をやめる連絡が。そしてその時、社長のもとにボブスレー開発に参加しないかという誘いが。。

日本人の気質

僕は、昔機械工具の営業を1年だけでしたがしていたので、ちょびっとこの業界には詳しいので、何故かわくわくしながら読みました。技術力の高い町工場は、おそらく日本中にあると思います。しかし、大手企業の海外への工場移転は急速にすすんでおり、国内で下請けをしていた工場はバタバタ倒産していってると思います。そんな中で、大阪でも人口衛星を飛ばしたり、先日には深海探査機を沈めたりと、町工場で協力して何かを行っていることは少なくありません。普通に暮らしていると「へ〜」程度ですが、小さい町工場がTVニュースに出るのは、火事で燃えた時ぐらいで、そうなかなかチャンスはありません。こういうプロジェクトで宣伝するというのは、技術力の証明には絶大な効果があるんじゃないかと思います。実際、下町ボブスレーの参加企業で、引き合いが増えた会社もあるそうです。「安く大量に作る」より、高度なものを高精度に作ることができる。そんな日本の工場。技術力の高さを世界にアピールできるのはいい機会です。オリンピック頑張って欲しいですね。

リアルな描写

海外に流出したと言われても、まだまだ国内に工場はたくさんあります。切削油にまみれて作業している方には、そのリアルな描写や、納期依頼、不良品のクレームなど、「うわーこんなんあるわー」と思いながら共感できる事が多々あると思います。なんといってもまだまだメーカー大国日本。いろんな方を元気づけることができる漫画になるのではないでしょうか。

おすすめ映画

冒頭で触れたクール・ランニング。大好きな映画でした。長野オリンピックらへんで見た気がします。

参考ページ
Facebookページ 下町ボブスレー

下町ボブスレーネットワークプロジェクト公式サイト

Wikipedia ボブスレー

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